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夫と別れたい・離婚の成立|別れさせ屋⑤

夫であるゆういち氏の様子が変わってきたことに

妻であり依頼人の小嶋さんは気が付いた。

今まで着ていく服に無頓着だったのに、新しい服を

頻繁に購入するようになる、また香水をつけるようになった。

そして髪型も短髪なのでお風呂に入った後のまま

外出していたのに、今は整髪料をつけて前髪を立たせてみたりしている。

別れさせ屋工作が順調に進んでいる事は喜ばしいことであるが

素直に喜べない自分がいる事も確かだった。

服装や髪型に気をつける行動が自分に向けられていることではない事に

寂しさと、苛立ちと、諦めと、ヤキモチと・・・とにかく色々な感情が

沸き起こってきたのである。

しかし、自分の中で子供を早いうちに作りたいという気持ちは確固として存在していて

ブレていない。

担当員さんと打ち合わせさせて頂いていく中で、色々な感情があるものの、

何とか前向きに考える事ができるようになっていった。

最終的な結末としては夫であるゆういち氏と工作員リカさんが

一緒にいる場面に小嶋さんが接触を行うという工作である。

小嶋さんは一人では心許ないという事で、小嶋さんの母親と買い物に行く

動きの中で、ゆういち氏とリカさんが一緒にいる場面に遭遇したいという

リクエストを頂いた。

もちろん小嶋さんのお母様は工作を行っていることを知らないので

娘の夫が別の女とイチャイチャしている場面に純粋に遭遇するという

シチュエーションが作られるのであった。

Xデーとなる日は、ゆういち氏の行動や工作員リカさんに送られてくるLINEの内容を

見ながら決めることとなった。

そんなある時、「来週また飲みに行こうよ。その日は帰りたくないけど・・。(笑)」という

冗談のような本気のLINEがリカさんに届いた。

リカさんは「OKでーす!じゃあお着替えを持っていかないとね!」と返信する。

ゆういち氏からは「わぉ今から楽しみだよ~。」という返信が帰ってきた。

その夜、自宅に帰ったゆういち氏は小嶋さんに「来週の○日は出張が入っているから

泊まりになるよ。」と言ってきたのである。

状況を知っている小嶋さんは「いよいよか・・・。」と思いながら

「うんわかった。せっかくだから母と買い物にでも行こうかな。」と返答する。

「そうだね、たまには気分転換をしておいでよ。」とにこやかに変に優しい

ゆういち氏の態度に憎らしい気持ちになる小嶋さんだった。

そして当日。

朝、いつものように出勤したゆういち氏は出張という理由で出ているので

着替えなどが入ったカバンを別で持って出て行った。

朝から鼻歌交じりのゆういち氏に「なんかいいことあったの?」と

思わず聞いてしまう小嶋さん。

「えっ?鼻歌なんか歌ってた?大口の契約が決まりそうからかな?」と

惚けるゆういち氏だった。

その日、普通に仕事を終えたゆういち氏は、リカさんと待ち合わせ場所にしている

居酒屋に小走りで向かった。

その頃、小嶋さんも仕事を終えて、小嶋さんの母親と待ち合わせをして夕食をとっていた。

ゆういち氏とリカさんがいざ合流。思わずリカさんを抱きしめるゆういち氏。

そして居酒屋に入店し、個室に通される。

小嶋さん母娘は夕食後、近くのデパートに移動して買い物を楽しんでいた。

ゆういち氏とリカさんは2時間ほど食事をしながらお酒を飲んでお店を出た。

その時、デパートを出た小嶋さんは母親に「ねぇ、あれゆういちさんじゃない?」と

声をかけた。

母親は怪訝な表情で「え?どれ・・あっ本当だ。」

「今日は出張って言ってたわよね。女の子と一緒じゃない。」と段々と怒りの表情に

変わっていく。

「お母さんが問い詰めてくる。」と言いながら、走り出しそうになるのを

小嶋さんは必死に止めながら、「今声をかけたら、同僚と飲んでいたなんて嘘をつかれちゃうから、

どういう動きをするか後を尾けてみましょうよ。」と話すと母親は「あんたがそう言うんだったら・・。」

と渋々承諾する。

そこから小嶋さん母娘の尾行が始まった。

もちろん担当員から小嶋さんに対象者の位置情報を定期的に知らせていた。

20mほど後ろを歩く小嶋さん母娘。

お酒が入って陽気になり、リカさんの肩を抱くようにして歩くゆういち氏。

そして二人はホテル街へと入って行く。

ホテルをいくつか物色しながら、とあるホテルに二人は入って行く。

ここで母親は「もう我慢できない。」と言いながら、二人を追ってホテルに

入って行った。

ちょうどタッチパネルを押してエレベーターに乗ろうとしていたゆういち氏の

視界に小嶋さんと母親が入ってきた。

明らかに狼狽えながら、気が付かないふりをして必死にエレベーターの閉ボタンを押すゆういち氏。

そこに「ちょっとあんたこんな所で何やってるのよ。」とエレベーターが閉まらないように

手で支えながら大声で問い詰めるお母さん。

「あんた出張だって言ってこんな所で何やってるのよって聞いてるのよ。」と

追求を続ける母親。

ゆういち氏は「・・・すいません・・・申し訳ございません・・。」とモゴモゴ言うしかなかった。

リカさんは「えっ?何この人たち、ゆういちさん独身だって言ってたじゃない。もう最低。」と

母親達の怒りの火に油を注ぐような事を言う。

「あんたそんなこと言ってたの。(怒)」と切れる寸前の母親。

「とりあえず、外に出なさいよ。」と外に引っ張り出されるゆういち氏とリカさん。

ここで小嶋さんがゆういち氏の前に行き「あんた最低ね。離婚届は家に置いておくから。」と言って

母親の手を引いて、その場を離れようとする。

母親は小嶋さんの手を振りほどいて、「パンッ!」という音をさせてゆういち氏の頬を平手で強く叩いた。

そして先を歩く小嶋さんの方に小走りで向かう。

その場に崩れ落ちるゆういち氏にリカさんは追い討ちのように「もう二度と連絡しないで。」と言って

離れていく。

しばらくゆういち氏は、その場で動けないでいた。

1時間ほどホテル街の地べたに座り込み、そしてトボトボと駅の方向に

歩いて行った。

小嶋さんと母親は自宅に戻り、簡単に荷物をまとめて実家に帰っていった。

その晩、ゆういち氏から「本当に申し訳なかった。自分が100%悪い。

虫のいい話かもしれないけど、もし気が変わったらもう一度やり直して欲しい。」という

メールが入った。

メールを見た母親は再び怒りに火が付いていたが、

小嶋さんはそのメールを無視して、翌日離婚届に署名捺印をして

ゆういち氏に郵送した。

その三日後にゆういち氏から、「今、離婚届を出してきました。

今回は本当に傷付けてしまって申し訳ございませんでした。」という

メールが送られてきた。

小嶋さんは離婚届が提出された翌日から婚活パーティーに参加するようになり

現在新しい恋人ができたというお話を伺った。

幸せを心から願うスタッフ一同だった。

夫と別れたい|別れさせ屋工作・・終わり。

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