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子供がいるから離婚したい~別れさせ屋⑤

  依頼人小島さんのご主人である対象者康夫氏は、別れさせ屋工作員KANAさんと

知り合ってから見た目も雰囲気も大きく変化していった。

全身脱毛をしてスポーツジムに入って筋トレ、朝晩のランニングも欠かさずに行っている。

最近は日焼けサロンにも行っているようである。

表参道のおしゃれな美容院で髪を切るようになり、香水もつけるようになった。

仕事にも張りが出たのか、職場内での評価も高まっているようである。

ご主人の変化を見て依頼人小島さんの心に、迷いが生じてきた。

と言うのも、ご主人から「以前言っていた資格試験頑張ってね。仕事も無理するなよ。」と

応援してくれたり、お土産を買って帰ることも多くなってきたからである。

「これお前に似合うと思って・・。」と言いながらハイブランドのバッグを買ってきたこともあった。

そして子供に対しての接し方も優しくなり、子供からの評価も良くなってきていた。

小島さんの心の中は大揺れだった。

自分が社会復帰する、それを夫が認めない、頭ごなしに怒ってくる、下に見るような言動を

子供の前でもする・・というのが夫と別れたいという動機だった。

しかし夫の性格が変わり、自分の仕事を応援してくれる、頭ごなしに怒らず、下に見るような

言動もなくなり、子供との関係も良好である・・。

でもKANAさんが夫から離れたら、元に戻ってしまうのではないかという不安は拭えない。

そんなことを考えている内に、康夫氏とKANAさんのデートの日となった。

夕方18時30分 某駅前で康夫氏とKANAさんは待ち合わせしていた。

二人は合流して、康夫氏の腕にKANAさんがくっつきながら歩きだした。

歩いて5分ほどのところにある多国籍料理のお店に入店。

「ここは何を食べてもおいしいんだ。」とニコニコしながらKANAさんと話す康夫氏。

この様子を小島さんはスタッフと一緒に物陰から見ていた。

このお店で2時間ほど過ごした後、近くにあるBARに入る二人。

その道中も二人はピッタリと体をくっつけてユラユラしながら歩いていた。

「このBARもいい雰囲気なんだよ。」とニコニコが止まらない康夫氏。

この様子を見ていた小島さんが「あっ!このお店は結婚前に夫に連れてきてもらったことが

あります・・。全然忘れてたけど・・。」

1時間ほど店内でお酒を飲んで、二人がBARを出てくる。

ここで小島さんが二人に近付いていった。

「ちょっと。」と声をかける小島さん。

自分が呼ばれていると思っていないので、なかなか気が付かない康夫氏。

「ちょっと、康夫さん。」と大きな声で声をかける小島さん。

ハッとした表情で小島さんの方を振り向く康夫氏。

「何も言わなくていいから帰りましょう。」と康夫氏の手を引いてKANAさんから

引き離す小島さん。

康夫氏は「ちょっと、勘違いするなよ。この子は飲み屋さんで知り合った子で

おいしいお店を知りたいって言っていたから紹介しただけだよ。」と

言ってくる康夫氏。

KANAさんは黙っている。

「知り合いの子と腕を組んでべたべたしながら歩くの?」と強い口調で言い返す小島さん。

ここでKANAさんが「私が今日無理言ってお店を紹介してもらったんです。ごめんなさい。」

と言うと「KANAちゃんは悪くないよ。勘違いさせてしまった俺が悪いんだ。今日は帰るね。」

と言って小島さんの手を取って「行くよ。」と言いながらタクシー乗り場に向かった。

小島さんが接触する前にスタッフに「やっぱり夫を許そうと思います。でもここまでやって頂いたので

KANAさんと夫がイチャイチャしている場面に私が接触して、夫に緊張感は与えたいと思います。」と

言われていたのである。

KANAさんにもLINEでその内容は伝えてあったので、このような流れとなったのである。

その後二人はタクシーで自宅に帰り、朝まで色々な話をした。

以前なら小島さんの話など聞かず、夫の言葉を一方的に聞いて言い合いは終わりだったのが

お互いに穏やかに話したい事を話し、これからも夫婦として頑張ろうという結論に達したようであった。

いくつかの分岐点があり、別れさせることはできたが、依頼人小島さんの意向に沿って

ゴール地点を変更したという特殊な例となった。

子供がいるから離婚したい~別れさせ屋・・終わり。

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