探偵のお仕事ブログ

子は鎹

子は鎹(かすがい)、とは良く聞きます。

夫婦仲が悪くこじれてきても、子供の愛情のおかげで夫婦の仲がなごやかになり、

なんとか維持して行けるもの。

しかし、時には子が鎹とはならない時も有り得ます。

今回は、そんな事例をご紹介いたします。

依頼者は、30代中頃の方。名前(仮名)を、小山 由美子さん。

主婦の方で、働くといっても、近所のスーパーでパートをしているぐらい。

子供が、2人。小学4年生と、2年生。両方男の子。

旦那さんは、普通の会社員。

結婚し、10周年を向かえたばかりだそうです。

ここまで聞くとごく普通の家庭で、幸せそうですが・・・。

小山さんとメールで何度か相談していたところ、

一度当社に伺いたいとの事で、後日お越し頂き、詳しい事情を聞かせて頂きました。

小山さんには、どうしても離婚したい理由があるそうです。

それは、「性格の不一致」。

全くもって、何もかも合わないそうです。

結婚するにあたっては、一番重要な要素といえますが、

なぜ?結婚前に気がつかなかったのでしょうか?

結婚前は、旦那さんと小山さんは、誰が見ても仲の良いベストカップル。

そう自分達、いや小山さんも思っていました。

相性も良く、何でも優しく対応してくれる旦那さんに、

惹かれる一方だったそうです。

そして付き合って1年余りで、とんとん拍子で結婚までこぎ着けたそうです。

しかし結婚後。旦那さんの豹変振りが浮き彫りになってきました。

結婚して変わる方はよくいますが旦那さんの場合、

性格が全く逆になったのかと疑問視させるぐらい豹変したそうです。

相性も合わなくなり、優しさと言えるものは枯渇し、

今度は、引いていく一方だったそうです。

結婚から半年後、子供が生まれ、周囲からは順風満帆に見られていましたが、

当の小山さんはすでに「離婚」という言葉を、何度も頭によぎらせていました。

子は鎹。旦那の為ではなく、子供の為に生きていこう。

と、自分の気持ちを抑えここで生きていくことを誓ったそうです。

で、10年過ぎてしまいました。

この節目に、小山さんは思ったそうです。

「今、子供は幸せだろうか?」

夫婦は、誰が見ても仮面夫婦。

子供が幸せな訳ない。

このままでは、子供の将来に良くない。

と、思い、離婚する事を決心したそうです。

しかし、不貞行為などの原因があればいいのですが、

離婚するための決定的なモノがありません。

そこで、当社に依頼をしようと決心したそうです。

依頼を受け、我々はまず事前調査を実行しました。

この時点で、不貞行為が発見され工作をしなくてもいい場合もあります。

対象である旦那さんは、バイクで勤務先まで通勤される方でした。

会社に着くと、そのまま会社から出ること無くバイクで帰宅するという、

何とも最悪な状況でした。

何が最悪かというと、

バッティングさせるキッカケ作りを行う場所がほとんど無いことです。

昼時のランチにと思っても、会社は社員食堂完備。

夜中に他の社員の方と飲みに行くというのも見られない。

我々は工作方法を試行錯誤し、結局家から出て、バイクに乗る瞬間。

これを第一のキッカケ作りに的を絞りました。

もし、失敗した場合は、第二の手、第三の手を出していきます。

そこまで考えておけないと、プロとは言えませんからね。

20代前半の女性工作員を用意。

藤原○香さんの大ファンということでしたので、

今回は少し胸の大きい女性工作員を用意。

朝、9時頃。ちょっと遅い出勤のターゲット

旦那さんが家から出てきました。

バイクにまたがり、ヘルメットをかぶりエンジンをかける。

などをしている最中に、女性工作員が声をかけます。

「あの~、すいません。ちょっといいですか」

「はい」

「道に迷ってしまって…、○○駅に行くにはどうしたらいいのでしょうか?」

「ああ、それなら…」

「そうなんですか、ありがとうございます、助かりました。」

で、今回は終了です。

キッカケとしては薄いかもしれませんが、今回は顔を知った。

それだけでいいのです。

とある雨の日。

前回当てた女性工作員と調査員をとある駅に配備。

なぜこんなところにというと、

ターゲットの旦那さんは、雨の日は危ないので、

バイクに乗らず電車で会社に向かうのです。

そこで、電車に乗るところで偶然を装い出会う。

という工作をしかける事にしたのです。

ターゲットが家から出たのを小山さんから連絡を受け、

事前に家の近隣に潜めておいた調査員に尾行させます。

駅にいる調査員と連絡を取り合い、駅に入ったことを伝え、

この調査員には尾行を終了させました。

怪しまれるといけませんので。

駅に配備しておいた別の調査員が、

ターゲットがホームに下りていくところを確認し、

工作員にゴーサインを出します。

「あれ~、もしかしてあの時の?」

「ん?あ、あぁ、道を尋ねた方?」

「えぇ!!あの時はどうもありがとうございました。」

「いぇいぇ」

「あの~、どちらまで・・・」

と、たわいの無い話に持って行きます。

そして、今度お礼がしたいので、と連絡先を聞きだします。

今回上手い事携帯電話の番号を聞き出せたのでラッキーでした。

その後、何度か連絡を取り合い、デートする所までこぎつけました。

小山さんに、経過報告すると共に、今後の発展性をお話しました。

しかし、小山さんに迷いは無かったみたいでして、

お願いしますの一点張りでした。

ということで、次のデートでHOTELにこちらから誘いださせ、

不貞行為の決定的写真を撮ることに成功しました。

その後、何度か不貞行為の写真を撮り、小山さんにお渡ししました。

一ヶ月後、二人は別居というカタチをとり、今なお親権について、

離婚協議を重ねているところらしいです。

子は鎹とは言え、大きな釘にも限界はあるものです。

打ち直すか新しくするかは、あなた次第です。

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