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後悔~復縁の為の別れさせ屋工作④

 依頼人坂田さんは、仕事に熱中することで元彼女である落合さんの存在を

頭から追い出そうとしていた。

もちろん完全に払拭することはできないが、生徒たちに一生懸命接することで

何とか自分を保つことができるという表現が一番適している。

それに伴い、生徒やその親、同僚の教師達からの評判も非常に良くなっていった。

色々なことを考え過ぎてしまい、何をする気も起きないから引き籠ってしまう、

自分は何も変わっていないのに元恋人へ不自然なアプローチをしてしまう人が

多く、自ら悪循環を作り出してしまう傾向になりがちだが、坂田さんは自らを律することで

好循環を生み出すことができた。

もちろん、走り続けていないと、大声を上げてしまいたくなるほど落ち込みそうになるが

そんな時には担当員と話をして、自分を取り戻すための材料にできるようになった。

さて、対象男性である村上氏への接触を開始する。

部活動の朝練があるため朝は早い。

このタイミングで偶然の接触を行うことは不自然である。

やはり発展性があり、気が緩む仕事帰りのスーパーか、一度帰宅してからのジョギングに

絞って接触を行う事とする。

今回接触を行うのはサヤさん(28才・元モデルで学生時代は陸上の選手として国体に出場している)

という女性工作員である。

村上氏のSNSを見てみると体育大学を卒業していて、学生時代は野球部に所属していたが

俊足の選手として活躍していたことがわかっていた。

ジョギングと言っても非常にペースが速く、普通の工作員ではついていくことはできないが

サヤさんは中長距離の選手で、現在もトレーニングを続けていて十分通用すると判断したので

この人選となった。

19時半過ぎに村上氏が自宅マンションに帰ってきた。

20時過ぎからサヤさんはストレッチやウォーミングアップを始める。

21時少し前に村上氏がマンションを出て、まずはゆっくりと公園に向かって走り出す。

公園に到着した村上氏は立ち止まって、アキレス腱を伸ばしたりしながら腕時計に内蔵されている

ストップウォッチのスタートボタンを押した。

公園の外周1.5キロを走るが、1周目は流して2周目から本気モードで走るのが恒例となっている。

1周目の終わりぐらいから、村上氏はギアを上げてスピードを上げてくる。

ここでサヤさんが登場。

村上氏を軽く抜かして、さらにスピードを上げていく。

運動部の性なのか、抜かされると張り合いたくなる性格なのか、村上氏も負けじとスピードを上げて

サヤさんに追いついてくる。

サヤさんは敢えて競り合うようなペースで走り、自分の印象を村上氏に植え付けていく。

村上氏は自分のペースを乱されて、息が上がってきている。

3周走ったところで、サヤさんは村上氏を一旦抜いてからスピードを落として立ち止まる。

村上氏もサヤさんの近くで立ち止まってサヤさんをチラチラ見ている。

「お兄さん走るの早いですね。」とサヤさんが話しかけると、

「いえいえ、お姉さんこそ早過ぎてビックリしましたよ。初めて見かけますけど

よくいらっしゃるんですか?」と村上氏が聞いてくる。

「いえ、ここは初めてです。近くに叔母が住んでいるので遊びに来ているんですけど

夜走るのを日課にしているので来ちゃいました。」などの会話をする。

しばらくベンチに座って二人は話をして、よかったらまた一緒に走りましょうという

話になり、LINEの交換をすることとなった。

その日は公園で別れて、村上氏は自宅マンションに帰っていった。

帰ってすぐに「今日は色々と勉強になりました。またお会い出来たらうれしいです。」

というLINEがサヤさんのスマホに届く。

「私ももっといろいろお話したいです!」とサヤさんが送ると

「じゃあ今度ご飯に行きましょう。空いている日があったら教えてくださいね。」と

返信が来たのでサヤさんはいくつかの日程を送り、次に会う約束がとれた。

後悔~復縁の為の別れさせ屋工作⑤へ続く。

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