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もう一度自分をみてもらいたい|復縁の為の別れさせ屋工作⑤

依頼人松本さんは元彼女さんとの復縁を目指して日々奮闘中である。

元彼女さんである五十嵐氏は、現在の彼である佐藤氏と過ごす時間が

非常に少ない為、佐藤氏との関係に悩んでいた。

新しい彼である佐藤氏は趣味であるパチンコ店で知り合った

女性工作員AYAさんと過ごす時間が楽しい状況である。

このままでも五十嵐氏と佐藤氏が別れる事は時間の問題であると思われるが

対象者2名の勤務先が同じであるという状況の為、決定的な別れの理由を

作らなければ工作員AYAさんがいなくなってしまった後に元サヤに戻ってしまう

可能性がある。

最終的な仕上げの工作を行う前に、担当員と依頼人松本さんで打ち合わせを行い、

工作方法を練る事となった。

最近、五十嵐氏からの連絡が頻繁にあるようになり、今度飲みに行く約束も

している松本さんは上機嫌であった。

しかし松本さんは同じことを繰り返したくないという強い信念をお持ちで

五十嵐氏との関係が再構築されつつある現状であっても、油断することなく、

自分を甘やかすことなくストイックに自己改革を継続しているのであった。

そして、工作当日・・・。

佐藤氏とAYAさんはいつものようにパチンコ店のスロットコーナーに来ていた。

二人の様子は誰が見ても恋人同士という雰囲気で、7割ほどの着席率の店内で

イチャイチャしている様子が目に付く。

五十嵐氏にこの様子を見てもらうことが決定的な別れにつながると思ったが

パチンコなどのギャンブルに拒否反応を持っている五十嵐氏が自らパチンコ店に

来るということは有り得ないことである。

佐藤氏もそういった五十嵐氏の性格を知っているからこそ、パチンコ店内で

工作員AYAさんと堂々とイチャイチャしているのである。

どうすれば五十嵐氏に佐藤氏とAYAさんの関係がバレるだろうかという方法論を

依頼人松本さんと話し合い、意見を出し合ったのである。

①工作員AYAさんが佐藤氏に直接会って話をする。(却下)

②佐藤氏と五十嵐氏が一緒にいる場面にAYAさんが接触を行う。(会う頻度が少ないので保留)

③何とか五十嵐氏をパチンコ店に来てもらい、佐藤氏とAYAさんの様子を見てもらう。(採用)

それではどうやって五十嵐氏をパチンコ店に誘導するかというディスカッションも行われた。

①佐藤氏に匿名の電話やメールをしてパチンコ店に佐藤氏と女性がいる事を知らせる。(警戒心を煽ってしまう

可能性があるので保留。)

②AYAさんが五十嵐氏の行動範囲内にあるパチンコ店に佐藤氏を誘導して接触させる。(五十嵐氏の

行動範囲は非常に狭く、勤務先から自宅までも近いため却下。)

③五十嵐氏に別の女性工作員を接触させて、ある程度の関係を構築して行動を誘導する。(復縁を目指す

松本さんにアドバイスを行う為の情報収集として、五十嵐氏には以前から女性工作員を接触させ

友人関係を構築していたので採用。)

五十嵐氏に接触をしていたREIさん(35才、元劇団員、仕事が出来そうなバリバリの

キャリアウーマン風な雰囲気を持つ)という女性工作員である。

REIさんは約1ヶ月ほど前から五十嵐氏に接触を行っており、現在では一緒に飲みに行くまでの

関係を構築していた。

女性同士が仲良くなると酒の席であれば恋愛の話が当然のように出てくる。

REIさんは五十嵐氏が最近佐藤氏と会えていないという悩みを聞いたり、

その前に結婚まで考えていた松本さんについての話も聞き出していた。

その時に佐藤氏の写メを見せてもらったりしていたので、REIさんは佐藤氏の顔を

認識していることは五十嵐氏もわかっている。

・・・・五十嵐氏の電話が鳴った。

「あっゆきちゃん?(五十嵐氏)REIですけど、ちょっと今大丈夫?」と少し緊迫した

感じの声で電話するREIさん。

「えっ?はい大丈夫ですけど、何かあったんですか?」と緊迫した様子を察知した五十嵐氏。

その後、五十嵐氏は緊迫したREIさんの様子に驚き、待ち合わせする事となった。

「この前、飲んだ時に彼となかなか会えないって言ってたわよね。」と五十嵐氏に会うなり

問いかけるREIさん。

「へ?・・は・はい・・。」と答える五十嵐氏。

「ちょっとついて来て。」とREIさんは五十嵐氏を誘導してパチンコ店に入っていく。

「わたしパチンコ屋って苦手なんですよ、空気も悪いし・・・。」

「ゆきちゃん、ちょっとあれ見て。」と五十嵐氏の言葉を遮るようにREIさんが

店内のある方角を指差す。

五十嵐氏はゆっくりとその指の先に視線を移す。

「あっ!」と思わず声を上げてしまう五十嵐氏。

「でしょ?さっき私が営業の帰りにフラッとお店に入ったら、どっかで見たことがある人がいるなって

思って考えてたら、前に写メを見せてもらったゆきちゃんの彼氏だって思い出して慌てて電話したのよ。」

五十嵐氏は既にREIさんの話が耳に入っていなかった。

黙って佐藤氏が座る席に近付いていく。

佐藤氏は五十嵐氏がお店に来ていると思っていないので、相変わらずAYAさんとイチャイチャしながら

スロットを打っている。

五十嵐氏は黙って佐藤氏の肩に手を置く。

佐藤氏は怪訝そうな表情で「えっ?」と言いながら振り返ると

鬼の形相の五十嵐氏がそこに立っていた。

AYAさんは「だれこのひとぉ。」と能天気な質問をしてくる。

とりあえず佐藤氏、AYAさん、REIさん、五十嵐氏は一旦お店を出ることとなった。

一生懸命言い訳をする佐藤氏に思いっきりビンタをする五十嵐氏。

「おかしいと思ってはいたけど、やっぱりね。」

AYAさんが「ちょっとやめてよ。」と言って二人の間に入る。

五十嵐氏は「はいはいお幸せに。」という捨て台詞を残してREIさんと共に

その場を去る。

その日はREIさんと一緒に散々飲み明かすのであった。

「知らせてくれてありがとうございました。何か気持ちが吹っ切れました。

虫がいい話かもしれませんが、彼(松本さん)にちゃんと謝って、もう一度アタックしてみます。」

と言っていたのが印象的である。

・・・・・それから半年が経ち、松本さんから「無事に結婚致しました。その節はご協力頂きまして

心より御礼申し上げます。」というメールが担当員の元に届いた。

そのメールには画像が添付されていたので開いてみると、正装した松本さんと、純白のウェディングドレスを

着ている幸せそうな五十嵐氏(旧姓)、その二人を祝福しているご友人や親御さんが写っていた。

担当員は「お幸せに。」という短文のメールを返信して次の現場に向かうのであった。

もう一度自分を見てもらいたい|復縁の為の別れさせ屋工作・・・終わり。

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