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新しい彼女と別れさせて彼とやり直したい|別れさせ屋工作⑥

男性対象者村上氏は依頼人江田さんの元彼氏である。

ここ最近村上氏から江田さんに連絡が来るようになっていた。

江田さんはなぜ彼が自分に連絡をするようになったのかがわかっていた。

それは現在村上氏と交際している梅沢氏が男性工作員KENさんと会う頻度が

増えてきていて、いつも村上氏とデートしていた週末も、KENさんとの約束を

優先するようになっていたからである。

村上氏は梅沢氏の存在を江田さんが知っているとは思っていない。

もちろん江田さんも知らないふりをしながら、彼からの連絡に対応している。

彼は「どうしてるかなって思って・・。」や「君がつらそうにしていたから・・。」等と

都合のいいことを言いながら電話をかけてくるのである。

江田さんは、心の中で「この人何を言っているの?」と思いながらも

いつでも彼が連絡しやすいように、感じよく対応することに努めたのである。

そして女性対象者梅沢氏は、ほぼ毎日のように工作員KENさんと会っていた。

もちろん朝のジョギングでの接触や、梅沢氏の仕事終わりで会うデートなど

時間を見つけて会うようにしたのである。

梅沢氏は村上氏からのメールやLINEにあまり返信しないようになっていた。

しかし週に1回は梅沢氏が勤務しているフィットネスクラブに村上氏が

来るので全く会わないという事はできなかった。

しかし、フィットネスクラブ内での梅沢氏は村上氏に対して他のお客さんと

同じような接し方をするようになっていたので、村上氏も危機感を覚えて

江田さんに連絡を再開するようになったのだろう。

そんなある日、村上氏はフィットネスクラブで梅沢氏に手紙を渡した。

今日の仕事終わりに会って話をしようという内容である。

この日はKENさんと会う約束をしていた梅沢氏は、

村上氏に「今日は無理です。」と断った。

村上氏は「こんな状態で待てないよ。今日は待ってるから。」と

言い残して、その場を立ち去ったのである。

そして梅沢氏の勤務時間が終わる・・・。

梅沢氏は勤務先近くの駅でKENさんと待ち合わせしていた。

村上氏の言葉が気になっていた梅沢氏は、周囲を見回しながら

勤務先を出てきた。

そして小走りに駅方向へ向かっていった。

その時、「かなちゃん。」と呼びかける声が聞こえてきた。

村上氏である。

梅沢氏は聞こえないふりをしながら、駅までの道を走っていったのである。

もうすぐ駅に着くというところで、信号が赤に変わったので

その場で梅沢氏は止まると、村上氏が「何で逃げるの?」と言いながら

追いついてきてしまった。

そして「ちょっとの時間だけ話をさせてくれよ。」と言いながら

村上氏は梅沢氏の手を引っ張ろうとしていた。

その場面にKENさんが接触を行う。

「おい、彼女嫌がってんじゃないか!」と

普段は物静かなKENさんが大声を出しながら

二人の間に割って入る。

「あんたには関係ないからあっち行っててくれよ。」と

KENさんに対して厳しい言い方をしてくる村上氏。

「関係ない?かなちゃん大丈夫?警察呼ぼうか?」と

梅沢氏に問いかける。

「・・・」梅沢氏は黙っている。

「かなちゃん?誰だ君は!」と食って掛かってくる村上氏。

その時梅沢氏が村上氏の手を振りほどいてKENさんの所に駆け寄っていく。

「あの人、前の彼氏なんだけど、しつこいの。」とKENさんに助けを求めてくる梅沢氏。

なかなかの変わり身の速さである。

村上氏は「・・・前の彼氏・・。」と絶句していたが状況が飲み込めたのか

「お前最低だな。じゃあな。」と捨てゼリフを残して、その場を立ち去るのであった。

その日の夜、江田さんは村上氏に「会いたい。」と言われ、会う事になった。

以前二人でよく行っていた居酒屋に入り、最初の1時間はお互いの近況などを

話していた。

そして村上氏は少し黙った後に、「すまなかった。もう一度やり直して欲しい。」と

江田さんに言ってきたのである。

江田さんは今日何があったのかを担当員から聞いていたのだが

こんなにあっさりと彼の態度が変わってしまった事に驚いたのと同時に

彼への不信感も募った。

そして少し考えた後に「何で私と別れようと思って、何でもう一度やり直したいと思ったの?

本当のことを教えてよ。」と問いかけてみた。

江田さんがYESとだけ言えば、元の彼氏彼女という関係に戻れたのだが

このままでは自分が惨めになってしまうと思った江田さんは賭けに出たのである。

これで彼が本当のこと言わなかったら、彼のことはスッパリ忘れようという賭けである。

村上氏は少し黙った後に話し始めた。

「実は君に言った別れの理由はウソだったんだ・・本当は気になる女性ができてしまって・・。」

「それでその女性と交際してみたんだけど、なんか振り回されちゃて全然気持ちが休まらないんだよ。」

「そしていつの間にか君と比べてしまう気持ちが強くなって、彼女との関係が解消されたこのタイミングで

君にもう一度アタックしてみようと思ったんだ。」

江田さんは「彼女との関係が解消されたって?」と聞くと

「彼女には別の男性がいたんだよ。それに気が付いたからもう終わりになったんだ。」と

少し格好つけて話す村上氏。

「・・・。」江田さんは少し黙って考えた。

そして「わかった。もう一度やり直すのはいいけど。次同じことをしたら私も好きな人を作るからね。」と

彼に言った。

村上氏は目に涙を浮かべながら、「ありがとう、もう大丈夫だよ。」と江田さんの手を取って答えた。

それから2ヶ月が経ったある日、村上氏から担当員に連絡が入った。

「以前よりも私を大事にしてくれるようになって、親御さんにも紹介してくれたし

来年の春に結婚しようって言われました。」と嬉しそうな声で話されていた。

ある意味、彼のマリッジブルーだったのかも知れないが、梅沢氏との関係を解消させなければ

江田さんのところに村上氏が戻ってくることはなかったかも知れない。

担当員は「別れる事になった時のツラさや、その後の努力を忘れないようにして幸せになって下さい。」

と言って電話を切った。

新しい彼女と別れさせて彼とやり直したい|別れさせ屋工作・・・終わり。

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