探偵のお仕事ブログ

穏便に別れたい~別れさせ屋①

 今回ご相談頂いたのは、同棲して1年の彼女と別れたいというお悩みの32才男性の

澤田義男さん(仮名)。

ご自身が別れたいという案件は、ご友人に相談しても「そんなの連絡先ブロックして引っ越せばいいじゃん。」

とか、「強気でハッキリ言えば伝わるでしょ。」など簡単に考えられてしまう傾向にあり、当事者でないと

理解されにくいお悩みである。

また、依頼者様の方に好きな人ができてしまい、穏便に別れ話を進めたいというケースも多くあるが

今回の澤田さんは他に好きな人ができたわけでもなく、純粋に彼女のことが嫌になって別れたいのである。

マッチングアプリで知り合った彼女は出会って1週間後には澤田さんの家に転がり込んでいた。

当時は好きな気持ちがあったので彼女との同棲を真面目に捉えて、家具を買い足したり

家事を積極的に行ったりと、彼女に不便が無いように環境を整えた。

しかし、同棲を始めて1か月が経ったころ、彼女はバイトを辞めて1日中家でゴロゴロするようになり

家事も一切しなくなっていた。

仕事が終わって帰宅した澤田さんは、朝食べた食器が流し台にそのままになっているのを見て

何度もキレそうになった。

最初の別れ話はこの頃である。

この時の彼女は「ごめんなさい、ちゃんとするから許してほしい。」と反省する態度を見せたので

許した。

そして実際に数日は家事をするようになり、澤田さんはホッとした。

しかし、すぐに何もしなくなり、渡していた食費はお菓子とお酒に消えていた。

2回目の別れ話は同棲を始めて3か月後である。

この時彼女は「あなたと別れたいなら私は死にます。」と言って自分の手首に包丁を当てて

薄く切ったのでした。

それを見て慌てた澤田さんは、「じゃあちゃんと改善してくれよ。とりあえず仕事を見つけなさい。

それまでの間はここにいていいから。」と猶予期間を彼女に与えた。

彼女は「うん、わかった、ちゃんとするから。」と答えた。

スマホの求人バイトのサイトを一生懸命見て、実際に面接にも行ったようで

飲食店のアルバイトが決まった。

しかしそのアルバイトも1か月ほどで辞めてしまい、また元の状態に戻ってしまった。

今度は前回の反省を踏まえて、直接的な別れ話をせずに「○○日までに次の仕事を見つけて。」

とだけ彼女に伝えた。

彼女は再びサイトを見て次のアルバイト先を見つけてきた。

でもまた1か月ほどで辞めてしまうのである。

同棲1年の内、最初の1か月の後の11か月は我慢の期間でしかなかった。

日に日に部屋は汚くなり、ごみが散乱する部屋に澤田さんは帰りたくなくなって

ネットカフェに寝泊まりする日もあった。

澤田さんが家に帰ってこないと、鬼のように電話やLINEのメッセージが届き

「私を捨てようと思ってるんでしょ。」「絶対に許さない。」「私がどうなってもいいんだ。」

などの言葉がオンパレードだった。

澤田さんが「出張だから明日から明後日に帰る。」と返信すると、「じゃあビデオ通話にして

まわりの景色を見せて。」などと言うので疲れ切ってしまった澤田さん。

そんな時に別れさせ屋ミッションエージェントのホームページを発見し、藁にも縋る気持ちで

ご相談にいらっしゃったのである。

早速、彼女の情報を頂いて、接触するためのポイントを見つけるための事前調査の

スケジュールを組むこととなった。

次回、穏便に別れたい~別れさせ屋②へ続く。

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