探偵のお仕事ブログ

穏便に別れたい~別れさせ屋④

対象女性理沙氏と工作員 SAYAさんの関係は日に日に深まっていった。

年齢的にSAYAさんの方が上なのでお姉さん的な立場。

理沙氏は妹のようにSAYAさんを慕うという関係性となっている。

何度か食事にも行き、時には二人であまり強くないお酒を飲むこともあった。

そこで同棲している依頼人澤田さんへの愚痴なども聞けれるようになった。

理沙氏が言うには「付き合い始めは優しかったし、同棲し始めの時に

家事なんて何もしなくていいから安心してって言っていたのに、段々私に対しての

あたりが強くなってきていて疲れてきた。」とのこと。

女性同士のお酒の席での話なので、どこまで本気で本心の言葉かはわからないが

澤田さんに対しての不満やストレスは感じているようであった。

何度目かの食事会の時をやろうという話になった時に、工作員SAYAさんが

「今度あの漫画が好きな友達何人か呼ぶから語ろうぜ!」と伝えると

理沙氏も「おっ!いいですね。語りましょう!」と対応してきたので

次の食事会は女性2人対男性2人の会となった。

参加したのは工作員NOBU氏(33才、男性、元モデル、コミケに同人誌を出店するほどの

画力を持ち、コスプレ好き)と工作員TERU氏(31才、男性、元劇団員、自ら漫画を描いて雑誌社に

持ち込んで単発で掲載された経験あり)の2名である。

「はじめまして~。」と4人で乾杯しながらお酒の入った食事会が始まる。

ここから理沙氏の好きな漫画の専門的な話題が2時間続き、2次回のカラオケでのアニソン祭りも

朝方まで実施された。

理沙氏はみんなの話に大笑いし、泣き、共感して、感動しという有意義な時間を過ごした。

なかでもカラオケで理沙氏が熱唱している時に工作員NOBU氏がサラッと書いた理沙氏の似顔絵が

とてもうまくて、理沙氏を大いに感動させた。

ここでNOBU氏と理沙氏はLINEの交換を行い、また語りましょうと再会を約束していた。

次の日から工作員SAYAさんに対してのLINEメッセージより、NOBUさんとやり取りの方が多くなった。

時には理沙氏の勤務している漫画喫茶にNOBU氏が遊びに行き、理沙氏はすごく喜んだ。

頼んでもいないフライドポテトを持ってNOBU氏のブースに入ってしばらく小声で話をした。

ちなみに理沙氏と同棲し始めの時に家事なんてしなくていいよなんて言われたんですか?と

依頼人澤田さんに聞いてみたところ、そんな事言うわけないです。家事は得意だから一緒に住みたいって

言ったのは理沙氏の方だったそうである・・・。

そろそろ仕上げの段階に来たようである。

次回、穏便に別れたい~別れさせ屋⑤へ続く。

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