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執拗な彼と別れたい~夏の恋の代償(4)

SAKURAさんと新藤君とのデートは

順調に重ねられていった。

新藤君の木戸さんに対する執着心を

取り除くためには新藤君自身がSAKURAさんを選び

木戸さんに自身の口から別れを告げてもらうという事であろう。

その工作方針が決まってから

SAKURAさんは新藤君に対して

押しては引きの絶妙な駆け引きと

距離感を保ちながら、交際を続ける事と

なる。

しばらくその付き合いが続いていたある日、

新藤君はSAKURAさんに、「俺、将来の事を

考えているから、就職する。」という発言が飛び出す。

工作が始まり2ヶ月目の事であった。

この頃には木戸さんに対して彼から連絡が入るのは

一週間に一度あるかないかという感じで、その内容も

あっさりとしたものに変わってきていた。

SAKURAさん自身も彼の反応を見てイケルと自信たっぷりである。

それから一週間も経たない内に新藤君は就職先を

決めて、正社員として働き始める事になった。

就職祝いのささやかなパーティーを新藤君とSAKURAさんで

開き、未来の事を熱っぽく語る新藤君がそこにいた。

その時、かねてからの打ち合わせ通り、木戸さんから

新藤君の携帯に電話をさせてみました。

着信に気付いた新藤君は明らかに動揺した様子で

なかなか電話に出ない。

SAKURAさんはその様子を見逃さずに、電話鳴ってるよ

早くでなよと言うと、渋々新藤君は裏返った声で「もしもし?」

と電話に出る・・「あのーいまちょっと・・」と言葉をつまらせる

新藤君を見て、明らかに不機嫌な表情を演じるSAKURAさん。

電話を切ったあとのテンぱった新藤君に対する追及を

はじめる。

「何?今の電話、誰なの?」とSAKURAさんが問い詰めると

先ほど熱っぽく語っていた新藤君はどこかに消え

一回り小さくなってしまった新藤君は苦し紛れの

嘘を付く・・「前の彼女で・・しつこくて困ってるんだよ」

・・・どっちがしつこいんだよと内心突っ込みを入れながら

SAKURAさんは「じゃあこの場でその人に電話をして、

もう連絡しないでくれって言ってよ」

んーと黙り込んでしまった新藤君は

「・・・・・わかった」とSAKURAさんの言われるままに

木戸さんに電話をかけるのであった。

何度かのカケ間違いを経て、木戸さんの電話につながる。

「あのー・・・・もうさ・・・」じれったくなったSAKURAさんは

怒って帰るフリをすると「新しい彼女が出来たから、こっちからも電話しないし

もう電話かけないでほしいんだ・・ゴメン」後半は自棄になった感じも

あるが、彼からの意思表示を木戸さんに示す事ができた。

SAKURAさんも泣きそうな表情をしながら

「新藤君の事、信じていいんだよね?」と問うと

「うん、ごめんね心配させちゃって、大丈夫だよ」

と吹っ切れた表情の新藤君・・・。

ちなみにその日、SAKURAさんと別れたあと

新藤君はもう一度木戸さんに電話をしている。

「さっきはごめんね、彼女がいたからうまく話せなかったけど

もう木戸さんに連絡しないから・・今までしつこくしちゃってゴメンね」

という内容であった。

最後は男らしい一面を見せてくれた新藤君。

就職先でもバリバリと仕事をこなしている毎日を

送っている。

アフターフォローの過程で彼に浮気疑惑を作り

SAKURAさんも新藤君から離れる事となった。

もちろんその後も、木戸さんに連絡が来ることはないです。

今は仕事が楽しいみたいですね。

ひと夏の思い出・・・終了

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