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付き合いが長くなった相手と別れたい~別れさせ屋(5)

依頼者である神谷さんは、順調なここまでの経緯に満足されているようだった。

長年交際してきた彼との関係を、スムーズに解消したいという悩みが、もうすぐ解決できそうである

ということは喜ばしいことである。

しかし喜ばしい気持ちの反面、こんなに簡単に女性に着いていってしまった彼に

がっかりしてしまった気持ちと、寂しい気持ち、虚しい気持ちなど、同時に複数の感情が

襲ってきたのであった。

しかし自分の甘さから、これまで彼の泣き落としを見ると、きっぱり別れることができなかったのである。

神谷さんは、これまでの彼との関係を振り返り省みるよりも、これからの新しい出会いを見つけるようにしようと

前向きに気持ちを切り替えたのであった。

一方、対象者である大田氏は工作員KIMIさんにどんどん惹かれていっていた。

朝昼晩と時間があればKIMIさんにメールや電話で連絡を取り、次はいつ会おうか?としつこいぐらいだった。

そこで神谷さんと打ち合わせをさせて頂き、神谷さんと大田氏が一緒にいる場面にKIMIさんが

接触をするというシチュエーションを作り、彼の反応によって神谷さんが対応するということに決定した。

そして決行当日、彼との同棲を解消して、それぞれが実家で生活を始めてから月に3回ほどしか

会わなくなっていたが、工作員KIMIさんの出現によって会う頻度は1ヶ月に1回となっていた。

久しぶりの彼と待ち合わせ、そしてこれが最後の待ち合わせになるであろうと神谷さんは

心の中で思っていた。

彼はKIMIさんの出現以降、どんどん無愛想になっている。

約1ヶ月ぶりに会った神谷さんを見ても、表情一つ変えずに少し先を歩いて行ってしまう。

この日はとあるショッピングモールに来ていた。

大田氏と神谷さんは色々な店を見て回っていたが、ある店の中にKIMIさんと友人らしい女性が楽しそうに

買い物をしている場面を大田氏が発見する。

KIMIさんを見つけた瞬間、大田氏は「あっ」と言って、近くの男性用トイレに逃げていった。

その場に一人取り残された神谷さんは、状況がわかるので慌てることなく、トイレ近くまで歩いていく。

「どうしたの?お腹痛いの?」と神谷さんが聞くと、「んーんん。」と返事ともつかない言葉が返ってくる。

そして太田氏がキョロキョロしながトイレから出てきたところ、隣の女性用トイレからKIMIさんが出てくる。

「あれ?タカちゃん(大田氏)、こんなところで何やってるの?今日は休日出勤だって言っていたのに。」と

大きめの声で太田氏に声をかける。

太田氏は取り繕うように「おっんんんー。そーなんだけど早めに終わったから友達と買い物に来てるんだよ」

と言いながら神谷さんからも何とか離れようとする。

そこですかさず神谷さんが「タカマサさん、その人知り合いなの?」と聞く。

思わずしゃがみこんでしまう大田氏。

そこから大田氏を囲んで、神谷さんとKIMIさん、友人役の女性工作員が言い合いを演じる。

太田氏は「こいつは前の彼女で、今日は買い物に付き合っているだけだよ。」KIMIさんに白々しい嘘をつく。

神谷さんはギロッと大田氏を睨み「あっそ、それでいいのね」と言うと「なんだよ、お前とはずいぶん前に別れてるじゃん」とうそぶく大田氏。

「じゃあ、もう二度と連絡しないでね」と捨てゼリフを残して神谷さんはその場を立ち去るのであった。

KIMIさんは「元カノさん怒ってるみたいだけど大丈夫?」と聞くと、「前から付きまとわれていてイヤだったんだよね。」また大田氏は嘘をつくのあった。

この後、大田氏はKIMIさん達と一緒に買い物をして楽しく過ごしたいった。

そしてその夜、大田氏から神谷さんに電話がかかってくる。

「今日はゴメンな、みっともないところを見せちゃって。でも俺好きな人ができたから、自分勝手で申し訳ないけど、関係を解消しよう。」と言ってきたのである。

神谷さんは「どうぞお幸せに!着信拒否にするから二度と連絡しないで。」と言うと「わかった・・」と大田氏は了承する。

これにてこの案件は終了となる。

その後、大田氏は2ヶ月ほどKIMIさんとの関係が続くが、勤務先から転勤命令が出たのをきっかけに

スムーズに別れることとなった。

そして神谷さんの方にも連絡は来ていないそうである。

以上、付き合いが長くなった相手と別れたい。・・・終わり

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