ホーム/探偵のお仕事BLOG/別れさせ屋工作事例:別れたい/同棲依存男と別れたい⑤|別れさせ屋
探偵のお仕事ブログ

同棲依存男と別れたい⑤|別れさせ屋

対象者鎌田氏とREIさんはメールで共通の音楽の話題を通じて

親密度を深めていった。

時にアルバイト帰りの鎌田氏と待ち合わせをして一緒にカラオケに

行くこともあった。

最初は鎌田氏はバイト先のコンビニの女性パートさんと接するのと同じように

REiさんとも一定の距離を保ちながら接していた。

しかし二人で会うことが3回目になると、段々と鎌田氏の態度は砕けたものになっていった。

これは担当員が依頼人である吉村さんに、引き続き彼に対して軽い別れ話をしてほしいという

指示をさせて頂いていて吉村さんも実行していることも要因の一つであると考えられる。

以前は吉村さんが別れ話をすると、鎌田氏は取り乱し、自傷行為をする流れとなっていたが

今は黙って吉村さんの話を聞いて、「もう少し考えさせてくれ」や「実家に戻ることも考えている」という

発言が出てきているのである。

吉村さん自身も工作の手応えを感じていらっしゃるようである。

鎌田氏はカラオケボックスでREIさんからギターを教えてもらうという名目で会っている。

既にコードも5つほどマスターしていて上達が早い生徒である。

そんな鎌田氏との接触が5回目を迎えたとき、いつものようにカラオケボックスで

ギターの練習をしている鎌田氏が「もしREIさんに恋人がいなければ、良かったら私と

お付き合いしてもらえませんか?」と切り出してくる。

REIさんは心の中で(・・・結構まじめな人なのかも・・)と思いながら「えぇいいですよ。」と

答える。

「本当ですか!いつ言おうかって迷っていたんですけど、告白して良かったです。」

「それじゃあ、ちょっと片付けなければならないことがあるので今日は一旦帰ります。」と

言って、鎌田氏はカラオケボックスを出て自転車に乗り、急いで自宅(吉村さんの家)に戻る。

その日の夜・・・。

吉村さんが帰宅すると、家の中にあった鎌田氏の荷物はきれいに無くなっていた。

そしてキッチンの椅子に座った鎌田氏が「お帰り。」と出迎える。

「ちょっと話があるからそこに座って欲しいんだけど・・・。」と鎌田氏が言うと

既に担当員から今日の話を聞いていた吉村さんは内心(来た来た。)と思い

笑顔が溢れそうになるのをグッと堪えて、神妙な面持ちでキッチンの椅子に座る。

「実は、この家を出ていこうと思う。思うというか荷物はもう実家に運んだから出て行くよ。

君にはすごく迷惑かけたけど、私が仕事を辞めてから二人の関係が破綻していたことは

自分自身よくわかっていた。でも離れる勇気がなかったから自分を傷つけるような馬鹿なことを

してしまった。困らせてしまってすまなかった。」と言って、吉村さんの自宅の鍵を手渡して

出て行く。

吉村さんは「うん・・・わかった。これから大変だと思うけど頑張ってね。」とだけ言って見送る。

吉村さん宅を出た鎌田氏は一旦実家に帰り、REIさんに電話を入れる。

「次のステップに踏み出せる勇気をくれてありがとう。これから何でも出来そうな気がする。

もうアルバイトも辞めて、就職活動をして自分に自信を持てるように頑張ります。」という決意表明であった。

それから1ヶ月後、鎌田氏は知り合いが立ち上げた会社に役員として採用となり、バリバリと仕事をしている。

その後、鎌田氏は週1回ほどREIさんとデートをしたが会う度に表情が明るくなり、自信を取り戻しているのが

わかった。

以前のコンビニで一緒に働いていたフリーターの男性を鎌田氏は自分の会社に誘い面倒を見ている話や

新しいプロジェクトでアメリカに長期で行かなければならない話などをキラキラした表情で話す鎌田氏。

その話を吉村さんに報告すると、彼が自信を取り戻して幸せになってくれれば良かったです。

私の力では、彼をダメにするだけだったから、彼にとって私と離れて正解だと思います。ちょっと悔しいけど。

いまは私も新しい恋愛を始めたので同じような失敗をしないように頑張ります。と話してくれた。

担当させて頂いたスタッフにとって、とても印象的な案件となった。

同棲依存男と別れたい|別れさせ屋工作・・・終わり。

<<    >>
トップへ戻る