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周りから応援されている関係だけど別れたい|別れさせ屋④

工作員RIEさんは書店で対象者岩村氏に接触を行った日に

連絡先を交換するが、それほど積極的に連絡はしないようにしていた。

と言っても、岩村氏からの連絡に対しては迅速に返信し、3回に1回は

RIEさん発信で連絡をするようにしていた。

これは、スノーボードが趣味の岩村氏の立場から見ると

現時点でのRIEさんの存在は趣味に有益となる情報をもたらす人でしかなく

この段階から距離を急激に詰めようとすると、依頼人今井さんとの結婚を

決めた岩村氏はRIEさんを避けようとすると考えたからである。

そんな適度な連絡の頻度や距離感に岩村氏は居心地の良さを感じたのか

スキー場に関する質問ばかりだったものが、RIEさんのプライベートを聞き出そうと

する内容に変化しつつあった。

そして、以前から計画されていた岩村氏のスキー(スノーボード)旅行が敢行された。

参加者は岩村氏と今井さん、そして学生時代の友人3名の5人である。

岩村氏の車に今井さんが同乗し、もう一台の車に他3名が乗って某スキー場に到着する。

このスキー場がある街はRIEさんの地元であり、知り合いも多くいる。

RIEさんは5人がスキー場に到着する前日から地元に帰り、勘を取り戻すために

一人でゲレンデをスノーボードで滑走していた。

そして翌日現地に5人が到着し、某ホテルにチェックインしたことを調査員からの

連絡により知る。

もちろん依頼人今井さんもRIEさんがこのスキー場に帰ってきていることを知っている。

この5人のスノーボードのレベルはバラバラで、岩村氏とA君が一番うまく、今井さんとB君Cさんは

ほぼ初心者といった感じである。

皆でリフトで登っていって今井さん、B君Cさんがゲレンデを降りきるまでに

岩村氏とA君は3往復しているといった具合である。

RIEさんは岩村氏に地元に帰ってきているから、どこかで会うかも知れませんねと

メールしていた。

そして今井さんたち3人がゲレンデ中腹にいて、岩村氏とA君がリフトで上がってきた

ゲレンデの一番上でRIEさんが接触を行う。

「あれ、岩村さん?」と声をかけるRIEさん。

「あああRIEさん、やっぱり会えましたね。」と嬉しそうな岩村氏。

RIEさんをA君に紹介して、一緒にゲレンデを降りることになる。

岩村氏とA君よりもRIEさんの方がスノーボードの腕は上であることを

見せ付けるために、多くの技を出しながら滑り降りていくRIEさん。

「超うまいね。」と驚きながらもA君と一生懸命RIEさんに追いつこうとするが

距離はどんどん離されていく。

岩村氏達が下に着いた頃には、RIEさんは既にリフトに乗って頂上を目指していた。

ここでA君は「休憩するわ」と言って、岩村氏から離れる。

岩村氏はRIEさんを追ってリフトに乗り込む。

RIEさんはリフトを降りたところで岩村氏を待っていた。

やっと追いついた岩村氏は「やっぱRIEさんうまいね、全然追いつけないよ。」と

RIEさんに完敗といった表情で話しかける。

RIEさんは「今日東京に帰るから今度教えてあげるよ。今日はお友達と彼女さんとかで

来てるんでしょ?」

と言うと、岩村氏は「ただの大学時代の友達と来ているだけだよ。」と彼女が居ないと

思わせるような対応をしてくる。

「ふーん、じゃあ私はそろそろ帰るから下まで競争しようよ。」と言って、ゲレンデを降り始める。

岩村氏も必死にRIEさんに追いつこうと滑り始める。

結局全然RIEさんに追いつけないまま、滑り降りた岩村氏は

RIEさんに絶対スノーボード教えてねと再会を約束して別れる。

そして他の友人たちが集まっているところに合流する。

依頼人今井さんは岩村氏に「さっき一緒に滑っていた女の人誰だったの?」と聞くと

岩村氏は「会社の人が来てたんだよ。」と嘘を付くのであった。

RIEさんに対して友達と来ていると言った嘘、今井さんに対してRIEさんは

同じ会社の人だったという嘘を付き始めた岩村氏は、RIEさんに対しての気持ちが

芽生え始めていることが窺い知れる。

別れさせ屋工作員RIEさんはこの案件に対しての自信を深めていた。

次回、周りから応援されている関係だけど別れたい|別れさせ屋工作⑤へ・・・続く。

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