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春の訪れ~出会い工作⑤

いよいよ仕上げ作業である。

工作員KENさんと依頼人である佐々木さんは打ち合わせを行い

来るべく宮本氏との接触に備えていた。

これまではKENさんと宮本氏との交流を担当員を介して報告を

受けていたが、実際に自分が接触する番となり、緊張する佐々木さん。

KENさんは純粋に山を楽しんでください、後は私がフォローしますから

何も心配しなくていいですよと佐々木さんに伝え当日を迎えることとなった。

関東で比較的上りやすくハイキングコースとなっているある山にて

集合となっている。

参加メンバーはKENさん、宮本氏、KENさんの恋人役のRIEさんと

RIEさんの友人という設定の佐々木さんの4名である。

空は快晴で半袖でもいいぐらいに気温も上がっていてハイキング日和である。

集合場所で軽く自己紹介をして、すぐに出発となった。

宮本氏は佐々木さんを見て「あれ?どこかで見たような。」という表情を

したが、KENさんが出発したので、慌てて3人について行った。

1時間ほど歩き、自然とKENさんとRIEさんのコンビ、宮本氏と佐々木さんの

コンビという感じに分かれて歩くようになってきた。

佐々木さんが「宮本さんはどこかでお会いしたことがあるような気がします。」

と話しかけると「ですよね、私もどこかでお会いしたことがあると・・。」

「もしかして同じ職場じゃないですか?」と佐々木さんが言うと

「確かに・・〇〇課の方ですよね。」と宮本氏もようやく気が付く。

ここから打ち解けるのは早かった。

宮本氏は自分と同じ趣味を持っている人が同じ職場にいたことに感動し

佐々木さんも宮本さんがこんなに話しやすい人だとは思いませんでしたと

返すと、宮本氏はデレデレに照れていた。お昼ごろに山頂に到着して

佐々木さんとRIEさんが作ったお弁当を広げる。

宮本氏は佐々木さんが作ったおにぎりを「うまいうまい。」と言って

口いっぱいに頬張り、テンションを上げていた。

少し休憩して山を下りる時は、RIEさんと佐々木さんが先頭に行き

KENさんと宮本氏がそれについて行きながらゆっくりと歩いていた。

「宮本君、佐々木さんと同じ職場だったんだってね。」と聞くと

「そうなんですよ、驚いちゃって。でも山じゃなかったら緊張して佐々木さんと

こんなに話せなかったと思いますよ。」とうれしそうに話す。

そうこうしている内にスタート地点に帰ってくる。

夕飯を食べて帰ろうという話になり、KENさんの車にRIEさん

宮本氏の車(レンタカー)に佐々木さんが乗車して走り出した。

車内で宮本氏が「職場で会っても話しかけていいですか?」と聞いてくる。

佐々木さんは笑いながら「もちろんいいですよ、というかもっと山のことを

教えて欲しいので連絡先の交換しませんか?」と答えると

「もちろんですよ。」と宮本氏がうれしそうにLINEの交換をするのであった。

4人は食事に行き、楽しい夜を過ごして解散となった。

ここから先は簡単であった。

宮本氏と佐々木さんはLINEのやり取りを頻繁に行い、一緒にランチしたり

二人で山に行ったりという関係になっていった。

職場内でも二人の関係が噂となり、また宮本氏もそれを隠すようなことはせずに

堂々と佐々木さんと会うようになっていた。

奥手同士の二人だった。

でも共通の趣味を持っていることや年齢的なこともあったのか

宮本氏は「結婚を前提にお付き合いしてください。」と佐々木さんに告白。

佐々木さんも「こちらこそ宜しくお願いします。」と告白を受ける。

とても仲がよさそうな二人を見てKENさんもホッとした。

そしてコロナが落ち着いた頃にうれしい報告が聞けそうである。

春の訪れ~出会い工作 終わり。

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