探偵のお仕事ブログ

一目惚れ|出会い工作

一目合ったその日から、恋の花咲くこともある。

街中ですれ違うにしろ、仕事中で出会うにしろ、食事中になどなど

いろいろなシチュエーションで「あっ!」と、

心を動かされてしまう衝動に駆られる事はあるでしょう。

しかし、一目惚れから恋の花が満開になり、散らせずに成就したい、

と思い当社に依頼してきたとある女性についての事例を今回はご紹介いたします。

依頼者のお名前(仮名)は、金崎 恭子さん。

年齢は28歳。お仕事は、一般企業の事務職。

お住まいは、大阪のとある住宅地。

当社に相談に来た時は、ちょうど梅雨が明け、

真夏日の到来がいよいよという時期でした。

金崎さんが当社に最初に来た時は、かなりの人見知りの感がありました。

初対面ですから、それは仕方ないものだろうと思いましたが、

相談内容に話が行き、なれてこられるかと思いましたが、緊張の面持ちのままでした。

その相談内容は、出会い工作の依頼。

先日金崎さんは、とある公的機関に出向く用事があり、

ある部署の担当のところに行きました。

その担当の男性と目が合った瞬間、

「バチッ!!!」という音が頭から聞こえたそうです。

「一目惚れ」頭の中には、その一言しか出てこなかったそうです。

話をしていても、金崎さんの胸の高鳴りは抑えきれなく、

心臓の鼓動も脈打つのが聞こえ、顔の温度も急激に上がっていったと、思い返していました。

「今まで、そんな思いをしたことがありますか?」

その高鳴りが蘇ってきたのか、逆に問いかけてきました。

確かにそこまでの思いをしたことが…記憶にないかもしれません。

しかし、金崎さんは大の人見知りらしく、話かける事もままならない性格。

その日は、用事を済ませるだけの日になったそうです。

この思いを成就させたいが、自分の性格では何もできない。

一人で話しかけてみるなんてとんでもない。

誰かの助けが必要と思い当社の存在をホームページで知り、相談を持ちかけたそうです。

相談を受け、

我々は、出会い工作を仕掛ける事をお話。

まずは、事前調査でターゲットの身辺を調べ上げて、とある工作員を接触。

その後、ターゲットと仲良くなり、金崎さんと逢わせる。

となりますが、といい終わった時、金崎さんは顔を赤らめていました。

逢う時の事を考え思い描き、表情にでてしまったのでしょう。

何はともあれ出会い工作の依頼を受諾。

事前調査を致します。

ターゲットは金崎さんとは全くの赤の他人。

情報は、公的機関の担当する部署。

手がかりがほとんどないので、一度金崎さんと一緒にそこに行き、

ターゲットの顔を教えてもらいに出向きました。

その時の金崎さんは、かなりの緊張と動揺をしていましたが、

なんとかターゲットを把握できました。

その後、ターゲットの名前も調べ、尾行を開始。

車で通勤をしている。住所も判明、一人暮らし。

誠実で通っているらしく、見た目、性格ともに堅い感じを漂わせていました。

その後も調査を続け、行動範囲もある程度は把握。

彼女がいるかどうかまでは、分からなかったが、少なくても

事前調査の期間は女性と接触している様子はありませんでした。

次に、工作。どこで当てるか。また、どんな工作員を当てるか。

今回は女性工作員を選びました。

男性に対しては女性工作員を当てるキッカケ作りが、一番成功率が高いのが事実。

好意をもたれたら困るので、無難な女性工作員を用意。

キッカケ場所は、ターゲットの男性の職場の駐車場にしました。

ターゲットは、5時半に帰宅。

職場の駐車場を出てきて、自分の車に乗りかけたところ、

一人の女性が駐車場の目の前で

「痛ぃっ!」

と、大きな声をあげだしました。

それを聞いたターゲットは、何事かと駆け寄り、女性に

「どうかしましたか!?」

と、声をかけました。

女性は、足をくじいてしまって、痛そうに足をさすっている様子。

その様子を見て、

「救急車をよびましょうか?」

「そこまでするほどではないので…、大丈夫です歩けます。」

と、なんとか立ち上がるが、足がおぼつかない様子。

「でもそれじゃ、ほっとけないですし、病院まで自分が送りますよ。」

「えぇ、でも…。」

「近くに病院がありますし、帰り道ですから大丈夫ですよ。」

「じゃ、じゃあ、すいません。いきなりこんな迷惑ごとを…」

「いや、困ったときはお互い様ですよ。」

ほどなく病院に到着し、治療を受けました。

ターゲットは心配だったのか、ずっと待っていてくれたそうです。

軽い捻挫だったそうです、とターゲットに告げ終わると、

大事にいたらずよかったね。と言い、

帰りも送りますよ、と言ってくれた。

女性もお言葉に甘え、家は遠いのでこの近くの駅まででいいですといい、

そこまで送ってもらった。

別れ際、今度お礼がしたいので、と連絡先を受け取り、交換しました。

もちろん、この女性は、工作員の女性。

キッカケ作りは大成功を収めました。

その後、お礼がしたいので、今度食事にと誘います。

しかし、今回は出会い工作ですので、主役は女性工作員ではなく、

金崎さんです。

金崎さんと接触させるのは、早めにしたいものです。

今回は、ダブルブッキングを用意。

金崎さんと、ターゲットの予定が合う日に、ターゲットと女性工作員が

食事の約束をします。

当日、ターゲットは予定より10分も前に到着していました。

女性工作員が予定時間に電話を入れます。

「ごめんなさい!今日、友人と会う約束が合っていたのを忘れていて、

今、その子と一緒なんですよ~。」

「あぁ、そうなんだ。」

「あの~、一緒じゃ、だ・め・ですか?」

「いや~、全然平気だよ~。」

「よかった~、ありがとうございます。じゃあ、これからすぐに向かいます。」

その後、初対面…正確には違いますがね。

しかし、金崎さんは、大の人見知り。

大丈夫なのだろうか?

女性工作員が

「友人の金崎 恭子です。」

「はじめまして、金崎と申します。今日は、お邪魔してすいません。」

「あぁ、いえ、こちらこそ、じゃあいきましょうか」

と、あっさり。

おや?おや?実は、人前とか初対面とか大丈夫なんじゃないの?

と思われますが、我々もぬかりはありません。

金崎さんには、特訓を積ませました。

せっかく用意した出会い工作を、金崎さん自身が壊してしまいそうだと、

判断し、人前での恐怖心を取り除かせる為の訓練をこの日までに積ませました。

もちろん完璧に治るはずもないですが、

この日だけはという思いが金崎さんにあったのでしょう。

必死に震える全身をターゲットに対する気持ちだけで押さえ、

立派な姿を維持していたのです。

その後、お店へ。

お店を予約はしていたが、三人でもいいかという交渉をする。もちろん演技です。

ちゃんと三人で予約していましたし、お店の方にも多少の演技をしてもらいました。

ここからは、三人で楽しい食事を演出。

ターゲットも満足したらしく、その後、居酒屋に。

そこで予想外な事に、金崎さんとターゲットが二人で盛り上がるようになり、

よく話し合うようになりました。

これは…、女性工作員も後は大丈夫だろうと思い、

用事を思い出したといい、店を飛び出しました。

その後も、調査員はずっと様子を伺っていましたが、

どうやら楽しい会話しか聞こえない様子。

数日後、金崎さんから連絡があり、

「本当に全部ありがとうございました。」

と、いう報告をいただいて、この工作は終了いたしました。

一目惚れを成就させたいという願いを本当に叶えた金崎さん。

今度その大輪を咲かせるのは、あなたかもしれません。

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