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バツイチ同士のお付き合い・工作員による接触|別れさせ屋③

彼は職場で以前と変わらないような接し方をしてくる。

よくそんなに早く切り替えられるなと心の中でつぶやく依頼人木村さん。

同じ勤務先のバツイチ同士で交際を始めたが、彼は携帯ゲームで知り合った

女性を好きになってしまい、木村さんと別れる事になってしまったのである。

彼に対しての気持ちが全くなくなったわけではない、嫌いになれたら

もっと楽になれるのだろうけど、好きという気持ちが大きすぎたので

彼に裏切られたという気持ちが粒立ってしまっている状態というのが

一番合っている表現だろう。

付き合っている時には見たことがなかったネクタイや、香水の匂い

スマートフォンにLINEメッセージが届いている事に気が付くたびに

吐き気を催した。

担当員さんから伺った、対象女性坂井氏の生活パターンは

平凡な寂しい独身女性という印象である。

今、私の調査をされたら坂井氏と同じようにつまらない行動をしているのだろうなと

悲しくなってしまう木村さんだった。

坂井氏は週に1回、必ずマンガ喫茶に行っている。

しかも同じ漫画ばかり読んでいるのである。

全部で40巻弱あるその漫画を1巻から読み始め

最後の巻まで一気に読むのである。

読み終わるのは終電間近の23時過ぎである。

それを毎週繰り返しているのである。

今回接触する工作員はチエさん(40才、元漫画家、元劇団員)という

女性工作員である。

坂井氏が出勤する電車の中で、チエさんは坂井氏の近くにいながら

坂井氏が好きな漫画を読み続けた。

初日は1巻、2日目は2巻と続けていったのである。

坂井氏は初日からチエさんをチラチラと見ていた。

4巻を読んでいるときは電車の扉近くに立っていたチエさんの

背中側に坂井氏が立っていたので、チエさん越しに坂井氏も

4巻を見ていた。

地道な作業となり、長期化を心配したが状況は急変した。

8巻を読んでいるチエさんに坂井氏が話しかけてきたのである。

「○○(作品名)面白いですよね!」と周囲の目を気にしながら

小声で話かけてくる坂井氏。

チエさんは待ってましたと思いながら、自然を装って

「えっ!?」と驚きながら「面白いですよね、何回も読んでますけど

全然飽きないんですよ。」と答えるチエさん。

「私も毎週マンガ喫茶に行って、全巻を一気に読むんですよ。

買っちゃおうかなと思ったこともありましたけど・・・。家が狭いので

置き場所に困ってしまうなと思ってマンガ喫茶で済ませてます。」

その後もその漫画の話で盛り上がる二人、元々漫画家だったという過去を

語るチエさんに興味を持ったのか、電車を降りる間際に「LINEの連絡先教えて

もらっていいですか?」と聞かれたので「もちろんいいですよ、今度一緒にマンガ喫茶に行きましょうよ。」と

言いながら、お互いのLINEを交換するのだった。

その日からLINEでお互いの好きな漫画を語り合い、チエさんに対する信頼度が

どんどん上がっていったのである。

同年代で小さい頃に見ていたアニメや、買っていた漫画雑誌も同じだった事もあり

何度か二人で食事に行ったり、飲みに行った時は必ず最後にカラオケボックスに行き

昔のアニメソングを歌って締めるという流れになるのだった。

次回、バツイチ同士のお付き合い|別れさせ屋工作④へ・・続く。

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