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もう一人の恋人を別れさせたい~別れさせ屋工作④

 対象女性である北村氏と工作員昌子さんとの関係は日を追うごとに

深まっていった。

どこか放っておけないタイプの昌子さんを北村氏が世話をするという

関係である。

昌子さんはこの前お世話になったのでという理由で北村氏を食事に誘い

会う事となった。

二人は東北出身なので地元の郷土料理を出しているお店を昌子さんが

予約して会う当日となった。

お互いに東北出身者だけあってお酒は強い。

いくら飲んでも陽気になるぐらいで、一向に酔わない二人。

東京での生活の注意事項を何度も昌子さんに言い続ける北村氏。

そこから恋愛の話になる。

今の彼とはアプリで知り合い、まだ付き合ったばかりと話す北村氏。

でも他に女がいるかも知れないという不安を抱えている事がわかった。

それはたまに彼と連絡が取れなくなる日があるそうで、おそらく依頼人である

大倉さんと彼が会っている日のことの出来事であろうと想像できる。

問いただすと仕事だったと言ってくるが絶対怪しいと、なかなか鋭い性格なことが

窺い知れる。

二人が店内に入って2時間ほど経ったところで男性工作員を2名投入する。

KENさん(38才・元モデル)とSYOさん(40才・元劇団員)の二人である。

二人は店員に案内されて昌子さんたちが座る席の近くに通される。

昌子さんは転職するために上京したことになっており、二人の男性工作員は

その同僚とという設定である。

店内でKENさんを見つけた昌子さんは「北村さん、会社の先輩が近くに座っている

ようです。」と報告すると、北村氏は「ちゃんと挨拶しに行っておいで。」と

送り出してくれる。

それよりも先にKENさんが昌子さんを見つけて、「あら昌子ちゃん、ここで飲んでたの?」

と話しかける。

昌子さんは「はい、同郷の先輩と飲んでいました。」と答える。

それまでお酒を一点に見つめていた北村氏もその言葉を受けてKENさんを

見て・・・二度見して「あっ、昌子ちゃんがお世話になっております北村です。」と

挨拶してくる。

KENさんとSYOさんは「あっ、こちらこそ宜しくお願いします。」と真面目に

挨拶を返してそれぞれの席に戻る。

北村氏は男性陣が席に戻ったのを見届けて、昌子さんに顔を近づけて

「ちょっと、二人ともイケメンじゃない。昌子ちゃんの勤め先は何の会社だっけ?」

と小声で聞いてくる。

「うちはファッション系の会社ですよ。あの二人はいつもとてもやさしくしてくれるんです。」

と答える。

「いいなぁ、あんな人たちがいる職場だったら毎日楽しいだろうね。」と言う北村氏。

「二人とも独身で今は恋人もいないって言ってましたよ。一緒の席で飲もうって行ってきましょうか?」

と聞くと「いい、いい、緊張しちゃうし迷惑だろうから・・・。昌子ちゃんが飲みたいなら

止めないけど・・。」という話になり、同じテーブルで飲むこととなった。

それから1時間後、相変わらず二人はいくら飲んでも酔わなかったが、北村氏は酔ったふりをして

KENさんにもたれかかっていた。

そこからカラオケ店で二次会をして終電間際にお開きとなった。

帰る間際に北村氏はKENさんとこっそりLINEの交換をしており、連絡のやり取りが

その晩から始まっている。

KENさんには北村氏との関係を構築して、二人で会うための段取りをするように指示した。

次回、もう一人の恋人を別れさせたい~別れさせ屋工作⑤へ続く。

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