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復縁間近だった彼に違う女の影~別れさせ屋工作③

 依頼人久保さんの元彼は土日祝日がお休みだが、対象女性である鈴木氏は

飲食店勤務であるため、平日がお休みである。

その為、元彼は鈴木氏のお休みに合わせて、仕事帰りにデートをしている。

こんな状況ではあるが元彼は依頼人久保さんに新しい彼女ができたという事を

伝えていない。

そもそも連絡が来たり来なかったりという状況なので、LINEで近況を話すことが

精一杯の交流となっていた。

元彼から彼女ができたことを言ってこないのは、復縁を目指すに当たっては

いい兆候と言える。

久保さんに知られたくない=久保さんとの関係も壊したくないという図式が

成り立ちやすいからである。

とは言っても、事務的な彼の態度を見ていると、その事実を告げてくるのは

時間の問題であると思われる。

早速鈴木氏への接触を開始する。

久保さんとの打ち合わせで、最初に女性工作員をさせて仲良くなり

その後に男性工作員を紹介するという流れにすることとなった。

今回接触するのはTAEさん(32才・元モデル兼歌手)という女性工作員である。

時間は13時半ランチの混雑が落ち着いてくる頃であった。

TAEさんが鈴木氏が勤務する居酒屋に入店。

「いらっしゃいませ~。」と元気のいい鈴木氏の声が店内に響く。

「お一人様ですか?お好きな席へどうぞ~。」と席に通されるTAEさん。

店内には数人の客がいるが食事は終わりお茶を飲んでいる状況だった。

TAEさんはアイコンタクトで鈴木氏を呼び、日替わり定食を注文する。

鈴木氏が厨房にオーダーを通し、5分ほどで料理がTAEさんに提供される。

この日の日替わりは唐揚げと焼き肉がセットになった定食で小鉢に数切れの刺身と

冷奴までついていた。

「ご飯はお代わり自由なので言ってくださいね~。」と言いながら鈴木氏は

帰った客の席を片付けに向かった。

TAEさんは細い身体ながら大食いで、お味噌汁と唐揚げ一つで最初のごはんを

平らげてしまう。

「すみませ~ん、お代わりください!」とTAEさんが鈴木氏を呼ぶと

「は~い今お持ちしますね。」と言いながら厨房に入りご飯をよそって

TAEさんに手渡す。

「すごいおいしいですね。」とTAEさんが言うと

鈴木氏は笑顔で「ありがとうございます。またお代わりは言ってくださいね。」と

言って厨房に入っていった。

その5分後に再びTAEさんがお代わりを注文。

鈴木氏が笑顔でご飯を運んでくる。

TAEさんが食べ終わり、レジに向かう。

「とってもおいしかった~。」とレジにいる鈴木氏に言うと

「また来てくださいね、あんまり同年代ぐらいの女性の方一人のお客様は

少ないから私もうれしいです。」と鈴木氏も話してくる。

「最近この辺に引っ越してきていいお店を知らなかったんですけど、今日は大当たりでした。

お姉さんはこの辺は長いんですか?」とTAEさんが聞くと「えぇ、自転車で数分のところに

実家があるのでずっとこの辺りに住んでますよ。」と鈴木氏が答える。

そして「最近引っ越してこられたんですか?じゃあ何かわからない事があったら

なんでも聞いてくださいね。」と言ってくれたので「ええ良いんですか?

この辺のこと何にもわからないから助かります~。」と答えるTAEさん。

鈴木氏はスマホを出してきて「じゃあLINE交換しよう。」と言ってQRコードを

出してくれたので、TAEさんもスマホを出して友達追加をする。

この日にお礼のメッセージを送り、やり取りが始まった。

ここから男性工作員につなげるのはTAEさんの腕の見せ所である。

次回、復縁間近だった彼に違う女の影~別れさせ屋工作④へ続く。

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