ふられた相手に新恋人の存在②|復縁のための別れさせ屋
依頼人小幡さんは交際4年、結婚の話も出ていた彼女に別れ話を告げられた。
彼女が言う別れの理由は抽象的で、小畑さんにとってこの4年間を終わらせるための
理由としては納得できないものであったが、これ以上彼女との関係を悪化することを
避けるために別れを了承したのである。
そしてインターネットで弊社のホームページを見つけ、ご依頼されることになったのである。
そして、週末の調査で彼女に親密な関係の男性がいることを確認し、この事実を
小幡さんにご報告させて頂いた。
ここでようやく小幡さんは別れの理由に納得がいったのであった。
しかし同時に、これまでの自分の彼女への姿勢を反省すると共に嘘を着いた彼女への
怒りの感情や今頃他の男と・・という嫉妬心など様々な感情が沸き起こった。
担当員は早速彼女と親密にな関係である男性(対象者)の所在を尾行調査によって
判明させて、行動パターンを把握するための調査スケジュールを組むこととなった。
今回の対象者2名の概要
(女性対象者)
安田千夏(仮名・30才・都内飲食チェーン勤務・実家暮らし)
(男性対象者)
吉田健二(仮名・30才・都内予備校勤務・一人暮らし)
お互いに高校時代の同級生であり、高校生の頃に少しの期間交際していたらしい。
早速男性対象者、吉田氏の行動調査を行う。
朝6:00対象男性自宅マンション前より調査開始。
7:01スーツ姿の対象男性が自宅を出て最寄駅方向へ歩いていく。
7:14最寄駅に到着し、都心方面へ向かう電車の乗る。車内では文庫本の小説を
読んでいる。
7:37某ターミナル駅に到着。そこから徒歩にて駅の外に出る。
7:41駅近くの喫茶店に入り、サンドウィッチとコーヒーを注文。
店内にて本を読みながら朝食を摂る。
8:10喫茶店を出る。
8:17勤務先である某予備校に入って行く。
8:21同僚男性達と勤務先建物から出てきて校舎の周りを掃き掃除する。
8:38掃除を終えて、勤務先内に入っていく。
この時間頃から生徒らしい若者たちが校舎内に多数入っていく。
それからしばらく対象者が勤務先を出てこない。
しかし事務の窓口で忙しそうに動きまわっている姿が、校舎の外からも見ることが
できる。
13:17午後の授業が始まっているが、対象男性が同僚男性と勤務先を出て
近くの牛丼店に入っていく。
13:38昼食を終えた対象男性たちはコンビニ入る。雑誌の立ち読みを少ししたあとに
飲み物やお菓子などを購入して、勤務先に戻っていく。
午後は生徒の出入りが激しくなる。
18時を過ぎ、制服姿の生徒さんたちが予備校に入っていく。
22:14対象男性が勤務先を出て、携帯電話を操作しながら駅方向へ歩いていく。
スマートフォンでLINEをしているようである。
22:25駅から自宅方向への電車に乗る。
22:47自宅最寄駅に到着し、自宅方向へ歩いていく。
途中コンビニでお弁当とビール購入し、自宅マンションに入っていく。
日付が変わり25:14マンションの対象者の部屋の明かりが消えたので調査を終了する。
その後も何日間か調査を行ったが、帰宅時間は20時から23時とバラつきがある。
20時頃に仕事が終わった日は、対象女性とお酒を飲むこともあった。
また曜日によっては、向かう校舎が異なる場合があることがわかった。
そして土日も勤務していることが多く、休日は交代制となっているようであった。
これらの情報を基に工作員を接触するポイントを決めることになった。
次回、ふられた相手に新恋人の存在③|復縁のための別れさせ屋工作へ・・・続く。