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探偵のお仕事ブログ

待たせ過ぎた不倫相手と新しい彼を別れさせたい|別れさせ屋③

依頼人新田さんは自暴自棄になってしまう時間をいかにコントロールして

前向きに頑張る自分の時間を増やしていけるかという事に苦労されていた。

ご依頼当初は担当員に1時間おきぐらいに連絡が入り、アドバイスを求められていたが

ご依頼後、2週間が経つ頃には1日1回の担当員とのお話で済むようになっていた。

そして少しずつ、自営されている本業に集中できるようになっていた・・・というより

集中して成果を上げて、自分に自信を取り戻すことが大事だという事に気が付けたのである。

新田さんの頑張りに弊社スタッフも答えなければいけない。

早速対象男性藤田氏への接触を開始した。

藤田氏は平日の仕事帰りに、ほぼ毎日勤務先近くの飲食店に一人で入り

ビールを飲みながら夕食をとっている。

週5日の中でラーメン店3日、そば店2日という割合で訪れる。

また電車内でたまに文庫本を読んでいる姿を見かけるが

読んでいる本の著者は池波正太郎が多いせいか、そば店に

行った際は日本酒を注文して、そばがきや板わさ、煮物をあてに

チビチビ飲んでいる事もあった。

18:30勤務先付近にて張り込み開始。

今回接触するスタッフはAKANEさん(31才・元劇団員・元モデル・国語の教員免許あり)

という女性工作員である。

特に近現代文学に詳しいAKANEさんは池波正太郎の本は全て読破していた。

この日の前日はラーメン店に行っているので、今日はそば店に来る確率が

高いと言える。

そして今日の朝、通勤の電車内で池波正太郎の剣客商売を読んでいたので

日本酒を注文するのではないかと思われる。

19:11藤田氏が勤務先を出て、駅方向へ歩いていく。

19:18駅近くのそば店に入店。

店内奥のいつもの席に座り、冷酒を注文し持っていた文庫本を開く。

既にAKANEさんはそば店に入店しており、塩辛をつまみに一人で

冷酒を飲みながら、本を読んでいた。

藤田氏はちらりとAKANEさんを見る。

店内には藤田氏、AKANEさん、と年配夫婦の3組みしかいない。

「お酒をもう一本ください・・今度は熱燗で。それと冷奴ときゅうりの浅漬けを下さい」と

AKANEさんが静かに注文する。

藤田氏はその声を聞いて、AKANEさんを再び見る。

AKANEさんと目線が合い、軽く会釈する。

AKANEさんが読んでいる本も剣客商売だった事に気がつく藤田氏。

藤田氏は思わず「同じシリーズを読んでますね。」とAKANEさんに

声をかけてくる。

「あら本当ですね。これ読む前は鬼平犯科帳を読んでたんですけど、読み終わったので

これにしてみたんです。」と答える。

「近くに座ってもいいですか?」と嬉しそうな表情で藤田氏がAKANEさんの席に近づいてくる。

「はい、いいですよ。」とAKANEさんは答え、テーブルの上の塩辛とお酒を端に寄せる。

いつもの藤田氏であれば1時間ほどでお店を出て行くが、この日は結局そば店が

締まる21時半まで滞在した。

二人は楽しそうに池波正太郎の本の話や、蕎麦屋での嗜みなどの話

プライベートな話などで盛り上がっていた。

お店を出る頃には、藤田氏はすっかり酔っ払っていたが

「またお会いしましょう。」という話になり、連絡先の交換をしてお店を出たのであった。

その日からメールやLINEなどで連絡を取り合い、週に1~2回のペースで

二人は会うようになっていった。

次回、待たせ過ぎた不倫相手と新しい彼を別れさせたい|別れさせ屋工作④へ・・続く。

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